<理事長よりのメッセージ>
●生きる意志・意欲の創出
戦前戦後の混乱期を懸命に生き延びてきた人達にとって、せめて老後なりと気楽にのんびりと暮らしたいと老人ホームに入荘されたのはよいとして、毎日寝て食べてテレビを見ての自由気ままな生活では老化を早めることになると心配します。 当ホームでのクラブ活動は余暇活動の一つとして取り入れ、色々な形で続けられてきましたが、老人の生きる意欲と潜在能力の関わり合いが注目され、生き甲斐対策が頻りに叫ばれてきた昨今、それはホーム生活において欠かせないものとなり、その果たすべき役割も益々重要なものとなっています。
入荘者の方で趣味を楽しみながら家庭生活を築いてきた方はごく稀で,ホームでの活動参加に「今さら・・・」といって何でも消極的だった方に、潜在的な好みや能力を発見し方向付け援助し励ましてあげることによって、変化をよびおこし、結果入荘者本人がそれを実感されるのです。
私達の役割が大切であることを私達も改めて発見したのです。
人間には毎日いろんな行動が待っています。楽しく元気に生きる手段がまわりに存在します。まわりから勉強することも沢山あります。 いいことは進んでとらえて自分の身に付け自己開発に心がけることが大事です。
人は年齢に関係なく「私は他の人の役にたっている」という自覚と、「生きている喜び」を持っているか否かによってその人の生活意欲が決まるといえます。
生きがいを発見し実行して行くには、その人に合った方法があると思います。 独りではくじけやすいものですが、ホームではクラブ活動などを通してお互いに励ましあい、交流と親睦を深めながら才能を開発し、楽しみながら生活するのです。 消極的で影に隠れてしまうような人は尚更クラブ活動は生きがい発見の場所といって過言ではありません。 ホームでは夫々その人に出来ることを発見し、先ず自分で生きがいを掴み取る意思の動きに配慮しております。
老人がそれぞれの持つ機能を生かし知的能力を刺激しながら、行事やクラブ、教室に参加することで互いに関わり合い助け合い、少しでも自分たちで活力のあるホームでの生活を築き上げ、より良い生活の場とされるよう望んでやみません。
●感性の呼び覚まし
めぐみ荘には小さな自然(私たちは「四季の里」と呼んでいます)があります。
樹々にあふれた四季の里の散策で春夏秋冬四季の変化を敏感に感じ、感動を覚える。 それは又、心に潤いと安らぎをもたらします。
行事や教室(クラブ活動)などには積極的に加わって教養や趣味を深め、自分の素質を高めます。 バンパー、ゲートボールやいろいろなゲームに打ち興じ、競争心を湧きたてるのも大事な方法の一つです。 また、唄や楽器に興じるのも心の高揚、感性を豊かにします。
●人生の幸せ
幸せは与えられるのではありません。
幸せは自分の力で自分の努力と心がまえで自分に引き寄せるものです。自分の力でつかみ取るものです。豊かさを自分で発見し自分の力で豊かな生活を送るのです。
まわりと仲良くし、生き甲斐と感謝の気持ちに満ちた毎日を送れたら最高の人生ではないでしょうか。
入荘された方が自室だけの生活にならないよう自主的にふれあいのある生活を求め、趣味を楽しみ、会話と団欒のある交流生活を送っていただけるような空間づくりをめざしています。
めぐみ荘では、団体生活のよさを入荘された方の活力につなげるよういろいろ配慮しています。
例えば、いたわり励み自立心を高める自主活動や、見習いながらの新しい趣味活動等を通じて心身ともに活力のある日々をすごしていただけるよう支援しています。
(四季の里屋形)
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- 地域社会との交流も大事にしています
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- 離れているご家族との絆が常に保てるよう配慮しています
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- 入荘された方が毎日安全かつ快適に生活していただけるよう施設機能の充実にとりくんでいます
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- 栄養士の献立で一日3食、おいしく楽しい食事を毎日提供しています
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- 常勤の看護師が入荘者の健康相談や健康管理を行っています
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- 居室は明るく見晴らしのよいベランダ付の一人部屋で快適な暮らしを楽しんでいただきます
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- ゆったりとした敷地には緑いっぱいの庭園や菜園があり、散策や憩いの場として利用されています。 また、庭園には梅・桃・桜・つつじ・あじさい・銀杏など四季の彩が楽しめます
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- 近辺には、スーパー、コンビニ、病院、各種医院、金融機関、市役所や図書館等の公共機関があり便利です
(ティーラウンジ)
(サンルーム)
入荘の方が毎日充実した生活をおくり、希望と夢のもてる楽しく幸せな老後をすごしていただくのが私たちの願いです
福祉サービスを必要とする施設利用者のために
- 1.
- 心身ともに健やかに安定した日常生活を営みながら、社会的・文化的なあらゆる活動に参加する機会を提供します
- 2.
- 明るく楽しく快適な毎日を過ごせるよう施設環境の整備・充実と、入所者の安全の確保を図ります
- 3.
- 個々の人間性、人権およびプライバシーを尊重し、健全な施設運営と適切公正な処遇を行い、入所者及び家族から信頼されるホームを構築維持します
☆めぐみ荘は施設利用者にとって次のことが重要と考え実践しています。
(四季の里)
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- 穏やかで安定した日常生活
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- 健康的で清潔な生活環境
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- 生きがいの実感
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- ふれあいとくつろぎ
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- いろいろな趣味活動
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- 適度な運動や活動
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- おいしい食事
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- 健康管理、医療機関との連携
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- 地域社会との交流
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- ご家族との絆
●軽費老人ホームとは
軽費老人ホームめぐみ荘について
老人ホームには「要介護型居住施設」・「自立支援型居住施設」・「居住型福祉施設」などの種類がありますが、「めぐみ荘」は居住型福祉施設で社会福祉法人みつる会が運営する老人ホーム((A型)です。
軽費老人ホームは、老人福祉法に基づく老人福祉施設で、健康にもかかわらず家庭環境や住宅事情などの理由で居宅においての生活が困難な方が、低料金で利用でき健康で明るい生活を送ることを目的に設置されています。
入居対象者は原則として、介助の要なく自活できる満60歳以上の男女です。
めぐみ荘では、入荘された方が快適に暮らせるよう健康管理は勿論、毎日の食事をはじめ色々なサービスを提供しています。